FDE QUEST — 採用ペルソナシート

FDEは「役職名」ではなく「役割」で採る。
事業形態 × 役職 × 役割のマッチング表

同じ役職名でも、企業と事業形態が変われば職域はまったく違う。全部の強みを持つ人はいないからこそ、出身ペルソナごとの「持っている軸/持っていない軸」を明らかにし、企業には必須要件の広げ方を、求職者にはFDEへの入口の多さを提示するためのシート。

山根一城 × Claude 共同設計 — FDEブログ群・64求人分析からの継続アウトプット

FDE採用、型を決めてから
始めましょう
山根一城の3Dキャラクター
ポテンシャライト 山根
読み方: ◎ コア経験(職務の中心) ○ 経験あり(自走レベル) △ 部分・同席レベル − ほぼなし ※各ペルソナの「典型例」の評価。個人差は当然ある。企業ごとの実態は求人・面談で確認する前提の初期仮説。

01軸の設計 — なぜこの7軸で比べるのか

FDEの職域は既存ブログの工程軸(01 事業・経営戦略〜10 運用)で定義済み。このシートでは工程軸を「候補者が持っているスキル」として測れる7軸に束ね直した。カッコ内が対応する工程。以降の表2(需要側)・表4(供給側)はすべてこの7軸で統一する。

上流(ビジネス寄り)── 工程の流れ ──▶下流(技術寄り)
01事業・経営戦略
02IT戦略
03BizDev
04課題設定
05システム化企画
06要求定義
07要件定義
08基本設計
09開発・実装
10運用
Fビジネス・BizDev

実装後の業務効率化・売上インパクトまで見立てる。フォワードデプロイドPM v2で追加された軸

A課題提起・ヒアリング

顧客の課題を掘り、構造化し、提起する。年収の差分を生む軸

B要件定義・合意形成

顧客との要件調整・合意形成。「顧客折衝力」をAと二枚に割ったのがこのシートの肝

D開発・実装

自分の手で動くものを出す。Palantir型のコア(入場券)

G組織マネジメント

工程外の補助軸。FDE組織の立上げ・チームリード枠で効く

E技術リード・アーキ

技術選定・設計・レビューでチームを牽引

Cプロジェクト推進・調整

全工程を横断してスケジュール・ステークホルダー・複数案件を回す。調整型PM・PMOのコア

求人票の大分類との対応: 「技術力」= D・E軸 「顧客折衝力」= A・B軸 「その他」= C・F・G軸 — 64求人分析の結論「技術力は入場券、顧客課題定義力(A軸)が年収の差分」

もうひとつの設計判断: 行(ペルソナ)は役職名だけで並べない。「自社プロダクト系か、受託・SI系か」の事業形態で先に割ってから役職を置き、同じ役職名でも役割が割れるもの(PM・ITコンサル)はさらに役割で分岐させる。既存の8職種比較表が「職種→職域」の一段マップだったのに対し、ここが今回の新しい点。

02需要側 — FDE 6パターンが求める軸プロファイル

ブログNo.4で定義した6パターンを、01の7軸に載せ替えたもの。型によって◎の位置が違う=同じ「FDE募集」でも必須要件は型ごとに変えられる、がこの表の主張。企業提案では「どの型のFDEを作りたいか」をこの表で先に合意する。

FDE 6パターン × 7軸の要求プロファイルPotentialight© Potentialight
FDEの型(起点) F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
① Palantir型FDE起点=開発実装。自社プロダクト導入先に配置
② AIコンサル/SI型FDE受託型。実態は「生成AIを持った上流SE」
③ 社内AX型FDE顧客が社内にいる型
④ フォワードデプロイドPM v1起点=要件定義・基本設計から前に出るPM
⑤ フォワードデプロイドPM v2v1+BizDev視点。売上インパクトまで
⑥ バックワードデプロイド・コンサルタント(BDC)型ITコンサルが下流へ広がる逆方向型

03業態の傾向 — 「強みの延長線上」か「弱み補填」か

FDE求人の必須要件は企業ごとにバラバラに見えて、「業態」である程度の傾向がある。ただし傾向は1本ではなく、各業態に「自社の強みの延長線上パターン」と「弱み補填型パターン」の2本が走っている——直近の求人ヒアリング・転職支援からの気づき(執筆中ブログより)。どのペルソナを採るかの前に、企業がどちらのパターンで採るのかを決める必要がある。

SaaS・自社プロダクト母体の強み = 技術売り(D・E軸)

アジャイル開発で実装力前提の採用をしてきた陣営。FDE求人も実装開発経験を必須にする傾向。逆張り例: 技術用語ゼロで折衝・調整(A・B・C軸)に振り切った求人も実在

AI・ITコンサル母体の強み = 折衝売り(A・B軸)

実装はほぼせず上流の課題解決をリードしてきた陣営。技術力より顧客折衝力を問う傾向。逆張り例: 技術者がほぼいないのに強く技術力を問う求人も実在

Web受託・SI母体の強み = 技術と折衝の中間

顧客案件で両方を回してきた陣営。FDE求人も中間のポジションを置く傾向

顧客企業(事業会社の現場)FDEが「前方展開」される先。プロダクト・案件と一緒にFDEが入り込む
経営事業部門情シス現場業務
社内AX型FDEはこの内側に生まれる

実装はSIに任せ、社内ヒアリング・課題の明文化(A・B軸)を担ってきた社内SE組織が母体。顧客=社内部門と読み替えた型(02の③)

◀ 左=FDEを送り出す側(3陣営で母体の強みが違う)右=FDEが働く場所 ▶※業態は今後さらに増える見込み(2026年7月時点の募集実態)
強みの延長線上パターン
自社に多いペルソナと同型を採る(SaaS→技術◎、コンサル→折衝◎)
ABCDEFG
ABCDEFG
ABCDEFG

3人採っても◎の位置(D・E)は同じ——空白の軸はずっと空白のまま

  • メリット: カルチャーフィットしやすく、既存の採用基準・評価がそのまま使える
  • 採用対象: 05図鑑の同系キャラ(例: SaaSなら職人型SWE・前線型リードエンジニア)
リスク: FDEは総合格闘技。強みの一部しか持たない人が「ただ増える」だけになり、AI時代の組織のパラダイムシフトが進まない。人を増やすことが目的化する
弱み補填型パターン
自社にない強みを持つ異分子を採る(SaaS→折衝型PM、コンサル→実装人材)
ABCDEFG
ABCDEFG
ABCDEFG

◎の位置が違う3人を組み合わせると、チームとして7軸が埋まっていく

  • メリット: 弱みが埋まり、次のステップへ進む起爆剤になり得る
  • 採用対象: 05図鑑の異系キャラ(例: SaaSなら折衝型PL/PM・越境型エンジニアセールス)
リスク: 既存社員とのハレーション。カルチャー・求める人物像・評価制度のチューニングが必ず必要になる。「根っこは同じだから」では済まない

どちらが正解、ではない。両パターンのメリットを前進力に変え、デメリットを把握した上で採用・組織設計をする——そのために06の突合表で「補う軸」を先に見える化しておく。

04供給側【概要編】 — 役職レベルの18ペルソナ × 7軸

18ペルソナを事業形態で4グループに分けた。右端「マッチする型」は02の①〜⑥への突合結果。は特に狙い目のペルソナ。この表の各行を志向でさらに割ったのが次の05キャラクター図鑑。

自社プロダクト系 — 顧客折衝はほぼ経験なし。技術軸で勝負Potentialight© Potentialight
出身ペルソナ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
マッチする型
ソフトウェアエンジニア(自社)アジャイル環境で開発実装。顧客折衝ほぼなし ①Palantir
リードエンジニア(自社)社内エンジニアを束ねる。顧客折衝はほぼなし ①Palantir
テックリード技術選定・設計の柱。受託には稀(リードが兼務) ①Palantir
EMPeopleマネジメント中心。技術知見持ち・採用や1on1も ①リード枠 ③社内AX
VPoEマクロな組織観点。個別1on1より組織設計 FDE組織立上げ
CTO技術も顧客もビジネスも幅広く。全方位 全型 FDE組織立上げ
受託・SI系 — 同じ役職名でも顧客接点がある。ここが自社系との分岐点Potentialight© Potentialight
出身ペルソナ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
マッチする型
ソフトウェアエンジニア(受託)顧客MTGに同席することはある ①Palantir ②SI型
リードエンジニア(受託)実装◎のまま顧客折衝している可能性がある ①Palantir ②SI型
PL / PM(顧客折衝型)要件定義・要件調整が中心。顧客折衝はほぼ必須 ④FdPM v1
PM(調整型)プロジェクトの調整・進行が中心。課題提起は薄い ④FdPM v1(A軸を補強)
手を動かせるPM技術がわかるPM。要件も実装も両輪 ②SI型 ④FdPM v1
PMO複数プロジェクト統括。顧客接点は多いが技術職ではない ④FdPM v1(大手案件)
プリセールス顧客折衝・要件調整は多い。技術は深くない ⑤FdPM v2
エンジニア出身セールス技術がわかり顧客の前に立てる。FDE採用の最有力 ⑤FdPM v2 ⑥BDC ②SI型
コンサル系 — 同じ「ITコンサル」でも役割で3分岐Potentialight© Potentialight
出身ペルソナ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
マッチする型
ITコンサル(戦略型)戦略・戦術立案が中心。実装には触れない ⑥BDC
ITコンサル(PM型)戦略に携わらず実態はほぼPM ④FdPM v1 ②SI型
ITコンサル(技術型)技術がわかるコンサル。PoC等で手も動く ②SI型 ⑥BDC
社内 — 「顧客の前」を「社内の顧客の前」と読み替えるPotentialight© Potentialight
出身ペルソナ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
マッチする型
社内SE・情シス社内各部門のヒアリング〜要件〜実装まで職域が広い ③社内AX

05供給側【詳細編】 — キャラクター図鑑21体 × 7軸

04との違い: 04は「役職×事業形態」の粗い地図(企業と採用戦略を話すときの概要)。この05は04の各行を「志向」でさらに割り、1人ずつキャラクター化した詳細版(求人要件づくり・求職者面談の実務用)。列は04と同じ7軸に、ない軸の扱い(補填するか・諦めて型を変えるか)と成長パスの2列を足してある。完璧な人はいない前提で、◎が1つあればどこかの型に入口がある。

ない軸の扱いの原則(設計判断): A課題提起・B要件定義は後天的に伸ばせる(同席→単独の場数設計)。D開発実装がゼロの人に実装を求めるのは基本「諦め」=フォワードデプロイドPM・BDCルートへ型を変える。G マネジメントはFDE単体には不要なので補填対象にしない。

ミキワメとは(右端「ミキワメ推定」列の読み方)

リーディングマーク社の適性検査。性格を「主張⇔配慮」×「楽観⇔慎重」の2軸で4つの人材タイプに分け、さらに「責任⇔相談」「拡大⇔深化」で16タイプに細分化する。優劣はなく、役割との相性を見るための共通言語。

楽観・生産的(上)
配慮・受容的(左)
主張・主導的(右)
慎重・内省的(下)
D ドライブ主張×楽観・右上前に出て周りを動かす。事業・課題設定・BizDev向きアントレプレナー/プロモーター/シーカー/ムードメーカー
C コンサル主張×慎重・右下問題点を見つけ改善を提案する。IT戦略・要件定義・設計向きイノベーター/アナライザー/ファシリテーター/ブレイン
A アレンジ配慮×慎重・左下細やかに堅実に仕上げる。実装・運用・畳みに行くPM向きエキスパート/プラクティショナー/コラボレーター/プロテクター
S サポート配慮×楽観・左上仲間を支え前向きな空気を作る。要求定義・調整・育成向きモチベーター/アトラクター/サポーター/コントリビューター
自社プロダクト系(04の6行を志向で分岐)Potentialight© Potentialight
キャラ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
ない軸の扱い マッチする型 ミキワメ推定
大分類/近い16タイプ
職人型SWE職人型SWESWE×技術没頭 ない軸: A課題提起・B要件定義
→ 志向次第。無理に補填しない
①PalantirFdPMとペア運用アレンジ(左下)
エキスパート/プラクティショナー
深化・自律。1人で掘る
社交型SWE社交型SWESWE×コミュ好き(顧客は同席止まり) ない軸: A課題提起・B要件定義
補填最優先(適性あり)
①Palantir 育成枠③社内AXサポート(左上)
モチベーター/サポーター
楽観・社交。顧客の前が苦でない
番頭型リードエンジニア番頭型リードエンジニアリード×チームの束ね役 ない軸: A課題提起・B要件定義
→ 補填。社内調整力が素地
①Palantir リード枠アレンジ(左下)
プロテクター/コントリビューター
配慮で束ねる。堅実
探求型テックリード探求型テックリードテックリード×技術探求 ない軸: A課題提起・B要件定義
→ 技術に振るなら諦めも可
①Palantir 高難度案件コンサル(右下)
アナライザー/イノベーター
慎重に深く。技術で主張
世話役型EM世話役型EMEM×People中心 ない軸: A課題提起・B要件定義
→ 補填。対人力があるので速い
③社内AX①リード枠サポート(左上)
サポーター/コラボレーター
人を支える。配慮が核
組織設計型VPoE組織設計型VPoEVPoE×マクロ組織設計 ない軸: A課題提起・D開発実装
→ 現場でなく組織を作る側で活かす
FDE組織立上げコンサル(右下)
ファシリテーター/ブレイン
構造で考え、責任で回す
万能型CTO万能型CTOCTO×全方位 ない軸: なし
(現場1人分として使うのは勿体ない)
全型適合FDE事業責任者ドライブ(右上)
アントレプレナー/イノベーター
主張・楽観・拡大。2象限混在
受託・SI系(04の8行を志向で分岐)Potentialight© Potentialight
キャラ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
ない軸の扱い マッチする型 ミキワメ推定
大分類/近い16タイプ
現場型SWE現場型SWE受託SWE×実装一筋 ない軸: A課題提起・B要件定義
→ 補填。同席経験が種
②SI型①Palantirアレンジ(左下)
プラクティショナー/エキスパート
実装一筋。深化型
同席型SWE同席型SWE受託SWE×顧客MTG同席が習慣 ない軸: A課題提起(単独経験)
→ 補填。同席の場数が資産
②SI型将来①Palantirアレンジ(左下)
コラボレーター/プロテクター
アレンジ寄りだが社交側
前線型リードエンジニア前線型リードエンジニア 受託リード×顧客折衝あり ない軸: F BizDev
→ 当面諦めてよい
①Palantir 本命②SI型コンサル(右下)
ファシリテーター/イノベーター
慎重に主張。顧客折衝あり
折衝型PL/PM折衝型PL/PMSI PM×顧客折衝が中心 ない軸: D開発実装 → 諦め
技術理解は用語研修で底上げ
④FdPM v1 本命ドライブ(右上)
プロモーター/ムードメーカー
楽観・社交。前に出る
調整型PM調整型PMSI PM×進行・調整が中心 ない軸: A課題提起 → 補填必須
D開発実装 → 諦め
④FdPM v1 育成枠サポート(左上)
コントリビューター/サポーター
配慮で進行を支える
二刀流PM二刀流PM 手を動かせるPM×両輪 ない軸: F BizDev
→ ⑤に行くときだけ補填
②SI型 本命④FdPM v1コンサル(右下)
イノベーター/アナライザー
主張×慎重。両輪を回す
統括型PMO統括型PMOPMO×複数案件の統括 ない軸: D開発実装・E技術リード → 諦め
A課題提起 → 補填
④FdPM v1 統括枠コンサル(右下)
ブレイン/プロテクター
コンサル寄り。管理を設計
提案型プリセールス提案型プリセールスプリセールス×顧客の前が主戦場 ない軸: C推進調整 → 補填(PMと二人組)
D開発実装 → 諦め
⑤FdPM v2ドライブ(右上)
プロモーター/ムードメーカー
楽観・社交。提案で押す
越境型エンジニアセールス越境型エンジニアセールス エンジニア出身セールス×稀少種 ない軸: Gマネジメントのみ
→ 補填不要
⑤FdPM v2⑥BDC②SI型ドライブ(右上)
アントレプレナー/シーカー
主張・自律・拡大。稀少種
コンサル系(04の3行=役割分岐そのまま)Potentialight© Potentialight
キャラ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
ない軸の扱い マッチする型 ミキワメ推定
大分類/近い16タイプ
戦略型コンサル戦略型コンサルITコンサル×戦略・戦術立案 ない軸: D開発実装・E技術リード
→ 生成AIで「触れる」に変わった
⑥BDC 本命ドライブ(右上)
アントレプレナー/イノベーター
ドライブ×コンサルの境界
実務型コンサル実務型コンサルITコンサル×実態はほぼPM ない軸: D開発実装 → 諦め
F BizDev → 案件で補填
④FdPM v1②SI型サポート(左上)
コントリビューター/コラボレーター
配慮で回す。実態はPM
技術型コンサル技術型コンサルITコンサル×PoCで手も動く ない軸: D開発実装の深さ
→ 補填。生成AIで一気に埋まる
②SI型⑥BDCコンサル(右下)
アナライザー/イノベーター
慎重に検証。PoCで主張
社内 — 「顧客の前」を「社内の顧客の前」と読み替える(04の1行を志向で4分岐)Potentialight© Potentialight
キャラ F
BizDev
A
課題提起
B
要件定義
C
推進調整
D
開発実装
E
技術リード
G
マネジ
ない軸の扱い マッチする型 ミキワメ推定
大分類/近い16タイプ
橋渡し型社内SE橋渡し型社内SE社内SE×部門間のつなぎ役 ない軸: E技術リード
→ 諦めてよい。技術顧問と組む
③社内AX 本命サポート(左上)
コラボレーター/モチベーター
部門間の配慮役
改革型社内SE改革型社内SE社内SE×DX推進の旗振り ない軸: D開発実装(本番)
→ 生成AIで補填
③社内AX リード枠ドライブ(右上)
プロモーター/アントレプレナー
旗を振る。楽観・拡大
技術型社内SE技術型社内SE社内SE×内製開発してきた ない軸: A課題提起
→ 補填。社内相手に場数を積める
③社内AX 技術枠②SI型アレンジ(左下)
エキスパート/プラクティショナー
内製で深化
戦略型社内SE戦略型社内SE社内SE×IT企画・DX戦略 ない軸: D開発実装
→ 諦め。実装は技術枠と組む
③社内AX リード枠④FdPM v1コンサル(右下)
ブレイン/ファシリテーター
企画で主張。慎重

06突合 — 型別に見た「採るべきペルソナ」と「補うべき軸」

02の要求プロファイルに04・05の供給を当てたまとめ。各カードの「入社後に補う軸」が、企業に伝える育成前提=必須要件を緩められる根拠になる。なお万能型CTOは全型に適合するため各カードには載せず、FDE事業・組織の立上げ責任者として別枠で扱う。

型別突合 — 採るべきキャラと補うべき軸Potentialight© Potentialight
FDEの型 必須軸 補えばよい・諦めてよい軸 採るべきキャラ(本命 → 有力 → 育成前提) 入社後に補う軸の設計
① Palantir型FDE D 開発実装 A課題提起・B要件定義
→ 補填でよい
本命: 前線型リードエンジニア ★
有力: 職人型SWE/番頭型リード/探求型テックリード
育成: 社交型SWE/世話役型EM(リード枠)
自社系出身はA・Bゼロ。同席→単独ヒアリングの段階設計を企業に提案
② AIコンサル/SI型FDE B 要件定義 D開発実装の深さ
→ 補填でよい
本命: 二刀流PM ★/技術型コンサル
有力: 現場型・同席型SWE/実務型コンサル/越境型エンジニアセールス ★
PM系出身には生成AI実装の型を研修で。上流SE経験者はほぼ即戦力
③ 社内AX型FDE A〜Dのバランス E技術リード
→ 諦めてよい
本命: 橋渡し型社内SE
有力: 改革型・技術型・戦略型社内SE/世話役型EM
育成: 社交型SWE
E技術リードが薄い。技術顧問や技術型社内SEとの組み合わせで解決
④ フォワードデプロイドPM v1 A 課題提起B 要件定義C 推進 D開発実装
→ 不要(諦め)
本命: 折衝型PL/PM/実務型コンサル
有力: 二刀流PM ★/戦略型社内SE
育成: 調整型PM/統括型PMO
調整型はA課題提起が薄い。顧客同席の場数で立ち上げる
⑤ フォワードデプロイドPM v2 A 課題提起F BizDev 技術は「わかる」で足りる 本命: 越境型エンジニアセールス ★
有力: 提案型プリセールス
プリセールス出身はC推進が薄い。PMとの二人組で走らせる
⑥ BDC型 A 課題提起F BizDev D開発実装
→ ゼロが普通
本命: 戦略型コンサル
有力: 越境型エンジニアセールス ★/技術型コンサル
生成AIで実装ハードルが下がった今が下流へ広げどき、と口説く

07使い方 — このシートで何が変わるか

企業への提案(必須要件の広げ方)

「FDE募集=技術も顧客折衝も両方◎」の求人は採れない。02で作りたい型を、03で「延長線上か・弱み補填か」を先に合意し、その型の◎だけを必須に、残りは06の「補う軸」=育成前提に落とす。同じ強みの人ばかり採ってもチームは前に進まない——◎の位置が違う人を組み合わせるポートフォリオ採用を提案する。

求職者への紹介(入口の広げ方)

04の18ペルソナすべてに、少なくとも1つのFDE型への入口がある。「FDE」という求人名で届かない層——調整型PM・PMO・プリセールス・社内SE——にも、05図鑑の自分のキャラを見せて「あなたの◎はこの型で活きる。ない軸は補填する/型を変えれば要らない」と具体で語れる。職種名を型に合わせて変える(フォワードデプロイドPM・BDC等)ことで、コンサル出身者への訴求も変わる。

手を振る山根キャラ
ポテンシャライト 山根

08性格 × 職域 — ミキワメ4象限に職域・職種・図鑑キャラを載せる

この章の主張: これまでエンジニアの職種は「テクニカルスキル」だけで整理されてきた。しかし現場は暗黙に「この職種にはこういう性格の人が多い」と知っている(05図鑑の「職人型/社交型」がまさにそれ)。AIで職域が前に溶け出した今、その暗黙知をミキワメの4象限・16タイプという共通言語で明示的に整理する。これは正解ではなく、問題提起の叩き台。

読み方: 4象限は「主張⇔配慮」×「楽観⇔慎重」の2軸(ミキワメ公式)。性格に優劣はない。各象限に◎の工程があり、全象限が職域マップのどこかに載る。◎○△−は「その工程を主戦場にしやすいか」の初期仮説で、山根一城 × Claude が図鑑・職域マップの文脈から置いたもの。ミキワメ社の公式判定ではない。

08-1. 4象限マップ — エンジニア20職種の「リスキリング前の傾向」を置く

濃いタグ=エンジニア20職種(その職種に多い性格の中心値)。枠線タグ=職域マップの8職種の主戦場。同じ職種名でも人によって象限は違うので、あくまで傾向。

楽観・生産的
配慮・受容的
主張・主導的
慎重・内省的
S
サポート人材配慮 × 楽観/左上

仲間を支え前向きな空気を作る。要求定義・調整・育成向き

モチベーターアトラクターサポーターコントリビューター
プロジェクトマネージャースクラムマスターエンジニアリングマネージャー
D
ドライブ人材主張 × 楽観/右上

前に出て周りを動かす。事業・課題設定・BizDev向き

アントレプレナープロモーターシーカームードメーカー
CTO
戦略・経営コンサルタントフォワードデプロイドPM v2フルサイクルPM
A
アレンジ人材配慮 × 慎重/左下

細やかに堅実に仕上げる。実装・運用・畳みに行くPM向き

エキスパートプラクティショナーコラボレータープロテクター
バックエンドエンジニアフロントエンドエンジニアソフトウェアエンジニアインフラエンジニアフルスタックエンジニアSREクラウドエンジニアデータエンジニア業務系エンジニア(SI)ネットワークエンジニア(SI)サーバーエンジニア(SI)セキュリティエンジニア
一般的なPMソフトウェアエンジニア
C
コンサル人材主張 × 慎重/右下

問題点を見つけ改善を提案する。IT戦略・要件定義・設計向き

イノベーターアナライザーファシリテーターブレイン
テックリード(リードエンジニア)VP of EAI(機械学習)エンジニアデータサイエンティスト
ITコンサルタントフォワードデプロイドPM v1フォワードデプロイドエンジニア
AIが置き換える順左下(開発・実装/運用)→ 右下・左上(設計/要件・要求)→ 右上(課題設定/BizDev)はAI後も人の仕事として残る。だから左下に多い職種ほど、右へ・上へ「足す」象限が要る(08-4)
タグの見方濃いタグ エンジニア20職種の傾向 枠線タグ 職域マップ8職種の主戦場

性格の「混在」が最強説(山根)

AI前は、どの象限の人にもハマる仕事があった。AI後は左下の主戦場が細る一方、FDE・フルサイクルPMのように2〜3象限をまたぐ職域が増えている。1象限に純化した人より、主戦場+隣の象限を持つ人が完璧に近いのではないか。上の表で◎が2象限にある職種(FdPM v2・フルサイクルPM・戦略コンサル)はまさに「混在」を要求している。

性格は変えず「アドオン」する(瀧本様)

性格は遺伝5割・環境5割。根っこ(OS)は変わらないが、仕事上の人格として別の側面をアプリケーションのようにインストールできる。右利きの人が訓練で左手も使えるようになるのと同じ。だから「左下だから終わり」ではなく、①変えられると認知する → ②ミキワメで定量的に現状を測る → ③どの要素をどれだけ動かすか決めて日々意識する → ④定期的に測り直すの4ステップで、狙って確率を上げる。

08-2. 工程 × 4象限 — どの性格がどの工程を主戦場にしやすいか

「全8職種の職域比較」の10工程を、4象限で採点したもの。右端の「AI置換」は2026年9月時点の現在地(山根の見立て)。左下=アレンジ人材の◎が集まる工程ほどAI置換が進んでいる、がこの表の見どころ。

工程(上流→下流) × ミキワメ4象限© Potentialight
工程D
ドライブ
C
コンサル
A
アレンジ
S
サポート
AI置換
現在地
補足
事業・経営戦略経営の意思を決める 人が決める領域。AIは材料出し
IT戦略技術の方向を定める 比較・分析はAI化。決めるのは人
BizDev事業を取りに行く 対人の前線。置換されにくい
課題設定何を解くかを決める FDE/FdPMの核。問いを立てる力
システム化企画解き方を構想する 構想の叩き台はAIが出す
要求定義顧客の声を引き出す 聞き出す対人力は残る
要件定義仕様に落とす 文書化はAI化。判断は人
基本設計構造を決める 中〜高AIエージェントが到達しつつある
開発・実装コードにする バイブコーディングで最も置換が進む
運用安定して回す 監視・定型対応は自動化

08-3. 職種 × 職域 × 性格 — 3変数を1枚に(案1・案2)

案1(職域マップに性格を塗る): 職域比較マップの各工程セルを「その工程を主戦場にしやすい象限」の色で塗った。行を左から右へ読むと、同じ職種の中でも工程が下流に行くほど求められる性格が変わるのが見える。右端は職種ごとの性格ミックス(カバー工程の象限比率)。2色斜め分割=2象限が同点の工程。

案1 職域ガント × 性格色© Potentialight
職種
事業・経営戦略
IT戦略
BizDev
課題設定
システム化企画
要求定義
要件定義
基本設計
開発・実装
運用
性格ミックス
戦略・経営コンサルタント事業戦略〜課題設定
事業戦略
IT戦略
BizDev
課題設定
63%38%
ITコンサルタントIT戦略〜要求定義
IT戦略
BizDev
課題設定
企画
要求定義
30%50%20%
フォワードデプロイドPM v1課題設定〜基本設計
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
60%20%
フォワードデプロイドPM v2BizDev〜基本設計
BizDev
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
25%50%17%
一般的なPM要件定義〜基本設計(畳みに行く)
要件定義
基本設計
75%25%
ソフトウェアエンジニア基本設計〜運用
基本設計
開発実装
運用
17%83%
フォワードデプロイドエンジニア課題設定〜運用(全工程)
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
開発実装
運用
43%36%
フルサイクルPMIT戦略〜運用(AI実装込み)
IT戦略
BizDev
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
開発実装
運用
17%44%28%
ドライブ人材(右上) コンサル人材(右下) アレンジ人材(左下) サポート人材(左上)

案2(色でなく「位置」で伝える): 案1と同じ職域ガントだが、各工程セルに2×2のミニ象限アイコンを置き、光っているマスの位置で「右上=ドライブ/左下=アレンジ」を読む。色を覚えなくても、行を追えば光る位置が右上から左下へ落ちていくのが見える。

案2 職域ガント × ミニ象限アイコン© Potentialight
職種
事業・経営戦略
IT戦略
BizDev
課題設定
システム化企画
要求定義
要件定義
基本設計
開発・実装
運用
戦略・経営コンサルタント事業戦略〜課題設定
事業戦略
IT戦略
BizDev
課題設定
ITコンサルタントIT戦略〜要求定義
IT戦略
BizDev
課題設定
企画
要求定義
フォワードデプロイドPM v1課題設定〜基本設計
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
フォワードデプロイドPM v2BizDev〜基本設計
BizDev
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
一般的なPM要件定義〜基本設計(畳みに行く)
要件定義
基本設計
ソフトウェアエンジニア基本設計〜運用
基本設計
開発実装
運用
フォワードデプロイドエンジニア課題設定〜運用(全工程)
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
開発実装
運用
フルサイクルPMIT戦略〜運用(AI実装込み)
IT戦略
BizDev
課題設定
企画
要求定義
要件定義
基本設計
開発実装
運用
ドライブ人材(右上) コンサル人材(右下) アレンジ人材(左下) サポート人材(左上)

08-4. 20職種の詳細 — 近い16タイプと、足す象限(アドオン)

05図鑑に載っていない細分化職種(インフラ・SRE・データ・SI系など)を追加。「傾向」はあくまでその職種に多いと山根が見てきた性格の中心値であって、個人を決めつけるものではない。「足す象限」=アドオンする側面。それが入るとFDE型の入口(02章)が開く。

20職種 × 傾向 × アドオン先© Potentialight
職種リスキリング前
の傾向(象限)
近い16タイプ足す象限
(アドオン)
具体的に足す工程開くFDE型
バックエンドエンジニア アレンジ(左下)エキスパート/プラクティショナー コンサル(右下)課題設定を足す①Palantir型
フロントエンドエンジニア アレンジ(左下)コラボレーター/プロテクター サポート(左上)要求定義(ユーザーの声)を足す③社内AX型
ソフトウェアエンジニア アレンジ(左下)エキスパート/プラクティショナー コンサル(右下)課題設定を足す①Palantir型
インフラエンジニア アレンジ(左下)プロテクター/エキスパート コンサル(右下)システム化企画を足す②AIコンサル/SI型
フルスタックエンジニア アレンジ(左下)プラクティショナー/アナライザー ドライブ(右上)BizDevを足す①Palantir型・③社内AX型
SRE アレンジ(左下)プロテクター/アナライザー ドライブ(右上)経営に説く力を足す③社内AX型
クラウドエンジニア アレンジ(左下)プラクティショナー/エキスパート コンサル(右下)システム化企画を足す②AIコンサル/SI型
プロジェクトマネージャー サポート(左上)コントリビューター/サポーター コンサル(右下)課題設定を足す④FdPM v1
スクラムマスター サポート(左上)モチベーター/コラボレーター コンサル(右下)課題設定を足す③社内AX型
エンジニアリングマネージャー サポート(左上)サポーター/ファシリテーター ドライブ(右上)BizDevを足すFDE組織立上げ
テックリード(リードエンジニア) コンサル(右下)アナライザー/イノベーター サポート(左上)顧客同席の場数を足す①Palantir型 リード枠
VP of E コンサル(右下)ファシリテーター/ブレイン ドライブ(右上)事業側の主張を足すFDE組織立上げ
CTO ドライブ(右上)アントレプレナー/イノベーター (すでに混在)FDE事業責任者
データエンジニア アレンジ(左下)エキスパート/プラクティショナー コンサル(右下)課題設定を足す②AIコンサル/SI型
AI(機械学習)エンジニア コンサル(右下)アナライザー/イノベーター サポート(左上)業務側の声を聞く力を足す①Palantir型・②SI型
データサイエンティスト コンサル(右下)アナライザー/ブレイン ドライブ(右上)事業提案を足す⑥BDC型
業務系エンジニア(SI) アレンジ(左下)プラクティショナー/コントリビューター コンサル(右下)要求定義を足す②AIコンサル/SI型
ネットワークエンジニア(SI) アレンジ(左下)プロテクター/エキスパート コンサル(右下)システム化企画を足す②AIコンサル/SI型
サーバーエンジニア(SI) アレンジ(左下)プロテクター/プラクティショナー コンサル(右下)システム化企画を足す②AIコンサル/SI型
セキュリティエンジニア アレンジ(左下)プロテクター/アナライザー ドライブ(右上)経営に説く力を足す③社内AX型

08-5. 図鑑21体のミキワメ推定

05図鑑の各表に「ミキワメ推定」列を追加した(表の上に「ミキワメとは」の凡例あり)。図鑑の「職人型/社交型/番頭型/探求型」という志向分岐は、ほぼそのまま4象限に対応する(職人型=アレンジ、社交型=サポート、探求型=コンサル、越境型=ドライブ)。05図鑑へ

出典: ミキワメAIラボ「性格検査(16タイプ)の見方」(4大分類・16タイプ名)/ミキワメ公式メディア(4軸の名称)/情報戦略テクノロジー社との打ち合わせ(2026-09-10、性格リスキリング4ステップ・OSとアプリ・畳むPM=アレンジ)/本シート01〜07章。